まさに本格小説。展開の妙と思いテーマ性がスピード感をもって展開していく感じ。子供を上空で救出するくだりでは、思わず本を持つ手が震えてしまったほど。
原子力発電所、とりわけ高速増殖原型炉を巡る仕組みと取り巻く人間の距離感を整理して突きつけられた。ヘリコプターは話題の中心であって、本書の主役ではない。原発と各人の立ち位置により、思いや行動に大きな差が生まれ、考えが衝突する様が表現されていると思う。また、人の親として子供を取り巻く状況への思いがまた、本書へののめりこみを深くしたと思う。
やはりある意味考えさせる本ではある。
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