先週末の幼稚園入園面接のとき、1時間は並ぶ覚悟を決めていたので、絶対に暇つぶしとして文庫本を用意したかった。ブックオフがよかったんだけど、平日にあの距離感はもったいない、ということで武蔵小杉の本屋に行ったら、膨大に平積みコーナーにこちらの本があった。福山雅治と柴咲コウの帯がCMを思い出させこちらを購入してしまった。そして一冊じゃなんなので、『予知夢』も購入。
これまでのガリレオシリーズと異なり、短編集ではない。また、楽しげな小道具であった物理/科学現象は本当に脇役となり、哲学的な概念である、科学とは、物理とは、論理的な人種の場合、などの抽象概念へ比重が移ってしまった。なんといっても湯川准教授の立ち位置もこれまでとは若干の変化が見られた。
結局、これまでどおり、あるいはこれまで以上のどんでん返しが一気にストーリーの展開を拡げている部分が最も面白かったし、残りの紙面でどうするのかという心配さへ感じてしまった。「解決!」という印象とはだいぶ異なるが。いくつものストーリーの織り成す東野ワールドにまたしても持っていかれたという印象であった。
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